咳(せき)が治らない!夜にひどくて寝られない!そんな咳に整体は?

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咳(せき)の症状

咳は夜、特に寝るときになるとひどくなる

最近、患者さんから、
「咳がなかなか治らないんですけど・・・」
といった相談をよく受けています。

「日中は、けっこう平気なんですけど夜になると咳が出てきてしまう・・・」
とおっしゃる方が多くて、昼間よりも夜の方が症状が強いことが多いです。

これは、喉にある自律神経の機能が、リラックスをすると喉の気管支を狭くするように働くために、リラックスする夜のほうが苦しくなって咳が出やすくなるからです。

リラックスすると気管支が狭くなる

喘息を患ったことがあったりする人でしたら、眠たくなると咳が出始めてなかなか寝付けなかったり、

または、小さいお子さんがカゼで咳を患ったりしたときなんか、なぜか寝るときになると咳がひどくなり始めて、ぐっすり眠れない我が子を不憫に思ったりした事があるのではないでしょうか?

これは喉にある自律神経の働きによって、普段、起きて生活をしているときには、自律神経である、気管支を拡張させるための【交感神経】が活発になっているため、日中は喉の調子が悪くても比較的呼吸が楽にできます。

これが夜になって、段々とリラックスして眠たくなってきますと、今度は自律神経である、気管支を狭める【副交感神経】が優位に働きだします。

そうなると、呼吸の通り道が狭くなるので、カゼで喉が腫れている場合ですと、日中よりも呼吸が苦しくなって咳が出やすくなります。

カゼや喘息などで、気管支が腫れて空気の通り道が狭くなっている人ほど、喉の調子が悪いからといって、ゆっくり休もうとリラックスすればするほどに咳が出はじめる・・・。

まったく迷惑な話です。

夜、寝るときにひどくなる咳の原因として、

渇いた咳にマイコプラズマ肺炎かも?

肺炎と聞くと、ものすごく危険な状態のように思えますが、多くの人は重症化することは無く、乾いた咳が続くのが特徴的で、私もこれが流行した頃に、感染した疑いがもたれました。

一般的には、マイコプラズマ肺炎は細菌感染によるものなので、その菌を倒す抗生物質によって早期改善するものではありますが、マイコプラズマ肺炎は軽い発熱後に、乾いた咳が長く続くのが特徴的なので、普通のカゼと区別がつかず長いこと患ってしまっているパターンが多いようです。

また、多くの人は発熱しないこともあり、突然、咳が出るようになるため、アレルギーと勘違いする人も多いです。

私のマイコプラズマ肺炎(疑い)の症状は

私の場合は、日中は比較的、咳もそんなに出なくて楽なのですが、夕方にかけて、空せきがひどくなっていき、だんだんと夜になると咳がかなり激しくなってしまい、これは危険!と思うほどの激しい空せきの症状に見舞われておりました。

しかし、なぜか朝、目が覚めた頃にはまったく平気になっている状態だったので
「なんだ、寝たら治ったじゃん!」
と、自分の回復力に自画自賛すること数回ほど繰り返したのち、自分の過ちに気がついた次第です。

とにかく、日が暮れてくると辛くなっていき、仕事にも支障がでるため、何とかせねばと病院へと受診して、咳止めやら喉によさそうな漢方を処方してもらいましたが症状はまったく変わらず・・・

そこで、また、病院に相談したところ、
「これはマイコプラズマ肺炎かも?」
と言うことで、詳しく原因を調べるとなると、血液検査やレントゲンでわかるそうなのですが、お忙しそうなお医者さんだったので、そのような回りくどいことは一切ふっとばして、とっとと強力な抗生剤を処方してくれましたので、言うとおりに飲んだらすぐに治まりました。

おかしいと思ったら、すぐに受診するのが一番ですね。

寝ている間に、鼻水が喉に降りて咳が出る。

咳の症状と共に、鼻カゼも引いているようでしたら、夜、寝ているときに、その鼻水が喉に降りてきてしまい、それが喉を刺激して咳が出てくることとがあります。

特に鼻水の症状がつよい子供なんかは、夜中に鼻水が喉に降りてきて咳がひどくなりますので、寝かせるときには車の座席をリクライニングさせたような、少し頭の位置が高くなるように、クッションなどを背中にあてがって寝かせることで、鼻水が喉に行かなくなり咳が抑えられます。

お医者さんでも、咳が出る風邪に対して、このような鼻水の影響を考えた処方がほとんどされていますね。

こうなってくると、もう喉では無く、鼻の問題ですね。

逆流性食道炎による咳の症状

「咳がなかなか治らないから、病院に相談したら胃薬が出された。」
このような話をよく聞きます。

これは逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)という病気の疑いを考慮しての処置になります。

逆流性食道炎とは、胃の中にある胃液、あるいは食べた内容物が、胃から食道へと逆流してしまう病気です。
一度、胃の中に入った食べ物は胃液と混ざり合って強い酸性になっているため、それが食道に逆流してしまうと、食道が酸にやられて粘膜がただれたりします。

この喉を通る食道の粘膜の不調が、咳を引き起こす原因になるため、その胃酸の逆流を防ぐ目的として胃薬が処方されます。

私もマイコプラズマ肺炎の疑いのときに、先に胃薬も出されましたが、私は逆流性食道炎によるものではなかったので効果はありませんでした。

しかし、私の姉は2ヶ月以上病院に通っても咳が治まらないので、病院を変え相談したところ、アレルギーも風邪でもないのなら・・・と、胃薬を処方されてピタッ!っと咳が治まったことがありました。

こうなってくると、喉が風邪なのか、アレルギーなのか、胃酸でやられているのか、あるいはストレス?それとも菌なのか?

プロであるお医者さんでも、瞬時に見分けるのは難しいものなのかも知れませんね。

咳が止まらない症状に対する整体治療とは

そもそも整体で咳が止まるものなのか?

私は整体師として20年以上、勤めておりまして、
「治療した後、咳が止まりましたよ。」
と言ってくださる方は何人もおります。

だからと言って、咳がピタッ!と治まる必殺のツボだとか、調整方法が存在するわけではありませんし、そもそも整体の治療院に、咳の症状をメインとして治してもらおうと思って来院する患者さんはほとんどおりません。

わたしが咳症状の依頼を受ける際は、定期的に行っているメンテナンスの時や、咳とは別の目的で来院された時に、【とりあえず】で相談されるパターンがほとんどです。

あなたもそうかもしれませんが、手で行う療法(徒手療法)で咳が改善する訳がないと思われている事が圧倒的に多いかと思います。

昔は、徒手療法で何でも行っていた

薬が無い時代、あるいは、高価でとても買えるものでは無かった時代では、カゼでも何でも徒手療法で治そうとしていました。

カゼで苦しむ子供を、母親が手でナデナデするのも、結局のところ徒手療法と言ってしまえばそれまでではございますが、指圧を広めた浪越徳次郎さんは、多発性関節リウマチで苦しむ母親をなんとか楽にしてあげたいと、一生懸命元気になるように、いつも母親の体を押してあげていたら症状が和らいだことから、指圧ができたという話があります。

素晴らしい話じゃありませんか・・・。

このように、人の手によって様々な症状に効果が有るか、無いかは別にして、立ち向かうことはできます。

整体、カイロプラクティック、はり灸などの本当の目的

世間では、様々な療法がたくさんあって、ホームページをみれば、それぞれ特徴的な理論やなおし方など、どれも効果がありそうな感じではあります。

「このような症状でしたら、ここの骨を戻すことで…」
「こんな痛みでしたら、原因は○○だから…」

このような感じで調子の良い事がズラズラ書いてあったりして、私も、その中の一人ではありますが…(^▽^;)

押したり、揉んだり、骨を矯正したり、ハリを刺してみたりと様々な治療法が色々とありますが、基本的にどれも本来の目的はあなたの治癒力の改善です。

例えば、腰痛の場合でしたら、腰の神経を圧迫している腰の骨のズレをなおす事で、腰痛が治るものではなくて、

本来は、腰の骨のズレをなおした事で、神経の流れが改善したことによって治癒力が戻り結果的に痛みが楽になった・・・と言うものです。

これはどういうことなのかと言いますと、根本的にあなたの治癒力が戻らないことには、どんなに骨を整えて、神経の圧迫を取り除いたところで、痛いものは痛いままだったりすると言う事です。

これはヘルニアの手術で見られるように、手術できれいに元通りになっているはずなのに、痛みは変わらないといった状況を招くものになります。

また、これとは反対に、先ほどの浪越徳次郎さんにありました指圧で、お母さんの治癒力が戻れば、薬を使わなくてもリウマチの痛みを和らげることが出来るのもうなずけるかと思います。

私は気の流れを整えるため気功はやりますが、ハリ治療はできませんので治療仲間の話になりますが、

ハリ治療をしている先生でしたら、ハリを刺したことで治癒力が戻った患者さんの背骨をみますと、それまであった背骨のズレが自然に戻っていた、なんて経験があるかと思います。

結局のところ、整体やカイロ、マッサージやはり灸といった、いわゆる民間療法の類の目指すところは一緒であって、その入り口はたくさんあると言うことになります。

整体によって治癒力が戻って結果的に咳が止まる

咳を引き起こしている根本原因となるもの

最近、ガン治療において免疫療法が注目を集めていますが、これは、患者さん自身がもっているガンを倒すための免疫力を科学的に高めて、ガン治療を行う方法です。

免疫力、すなわち治癒力が高ければ、ガンにも対抗できる機能が体には備わっていて、治癒力があがることであらゆる病気は良くなりまよね。そもそも治癒力が高ければ病気になることもありません。

では、咳がなかなか止まらない状態にまで、治癒力をさげてしまっている要因とはどんなものがあるのでしょうか?

いくつか、みていきましょう!

咳をすると胸が痛い!肋骨の動きが悪くで呼吸が苦しい

ご存知の通り、息を吸い込めば、胸が上にあがり、横へと広がります。肋骨が大きく開くことで息を吸い込むことが出来ます。

これが日ごろのデスクワークなどで、肩こり、背中のコリが強くなってしまい、筋肉が硬くなると、肺を守っている肋骨が息を吸い込んでも広がることが出来なくなってしまうために呼吸が浅くなります。

スムーズに空気を取り込むことが出来ないため、喉に余計な負担がかかってしまい、咳もでやすくなります。

呼吸が浅いことで、体に十分な酸素が入ってこないために脳や疲れた筋肉がリラックスすることが出来ず、ますます、筋肉の緊張感、コリが強くなってしまい、それがまた、呼吸に悪影響をおこし治癒力がどんどん低下します。

また、咳をすることで胸周りの筋肉の疲労度がさらに高まり、これがひどくなると、コリで胸が締め付けられてしまい、咳をするたびに胸や背中に痛みが出てきてしまう人もいます。

このことから、胸周り、肩や背中などのコリをほぐして、肋骨や背骨のゆがみがあれば調整することで、呼吸が楽になって、喉にかかる負担が減ることで、咳の症状が回復することがあります。

呼吸がスムーズになるだけで、だいぶ違ってきます。

咳と頭痛、動悸!頭が硬いと呼吸が苦しくなる

プールに入る前にあびる冷たいシャワー、お風呂で頭を流そうとして間違えて冷水を頭に浴びてしまった。そんな経験があれば思い出してみてください。

息苦しさを感じませんでしたか?

頭を急激に冷やしたり、頭をギュウギュウ締め付けたりすると、頭と一緒に実は呼吸もくるしくなります。よろしければ、今夜、お風呂の時にでも試してみてください。

頭は、呼吸とともに少しだけですが、広がったり閉じたりと、ポンプのような動きがあります。
そして、この頭の動きは呼吸の動きと連動しているため、

例えば、デスクワークなどで頭を使いすぎて頭が硬くなってくると、この頭のポンプのような動きが出来なくなってきます。
そうなると、頭の動きと連動している呼吸もスムーズに出来なくなってしまい呼吸が浅くなります。

「日ごろ注意をするようにしているけれども、気がつくと呼吸が浅くなっている!」

と、おっしゃっている方は、その時、すでに頭が硬くなっています。

頭を急激に冷やすことで硬くなる、頭の使いすぎで硬くなる、ストレスで頭が硬くなる、帽子などの被り物で頭を締め付けている…。

このような事で、呼吸が浅くなり、脳にくる酸素がへっていき、脳の疲れが取れないから、ますます、頭が硬くなって呼吸が悪くなってしまう。

頭が硬いことで自律神経も乱れてきますので、その自律神経の影響を受けている喉は、ますます改善することが困難になちます。

このことから、頭を整える事で治癒力が改善され、咳がよくなることがあります。

夜、寝ている時の咳、喘息にも腕の調整が効果的

咳、あるいは喘息で悩まれているいる人でしたら、たまに、咳とともに手のしびれ感がある人も多いかと思います。

これは、咳が多くなりますと、胸周りの筋肉疲労だけでなく、肺や心臓にも疲労が蓄積されるからです。
特に心臓の疲労が多くなってきますと、腕のしびれ感が出やすくなります。

腕には、たくさんのツボがあって、心臓が元気になるツボもあります。そこを刺激して心臓を元気にすることで、呼吸を楽にすることができます。

また、猫背で特徴的な【まき肩】とよばれる、いわゆる、肩が体の前へと出てきてしまっている状態があります。
まき肩になって、猫背になることで、体がすぼまっているために正しい呼吸が出来なくなり、咳もでやすくなります。

このまき肩の原因として、腕のゆがみが関係しています。

まき肩は、腕の筋肉や骨格が、体の内側へと捻れが生じていること、体が縮こまって肩が体の前へと自然と出てきてしまいます。

例え、見た目がまき肩もなく、一見、姿勢がよく見える人でも、腕が体の内側へと捻れるような歪みがあれば、息を吸い込んでも胸が思うように広がらないため呼吸を悪くします。

このことから、腕のバランスを整える事で、肩が開いて、呼吸をするのに胸が開きやすくなって楽なります。
そして、咳で疲れた心臓も元気にすることが出来ることから、腕の調整によって喉への負担をかなり軽減することができます。

さらに、咳の症状で悩んでいる、多くの人たちの特徴として、手首の締りが緩んでいます。

この緩んだ手首を締めなおす簡単なセルフケアをするだけで、肋骨の動きがかなり改善することがあります。

これによって、夜中の喘息の発作で悩んでいた人が、咳が楽になって朝まで眠れるようになった事もよくありますので、咳がよくならないようでしたら、腕がパンパンに硬くなっていないか調べてみるのもいいと思います。

咳、喉が弱いのは、胃腸などの内臓が弱っている場合が多い

咳だけではなく、慢性的に喉が弱くて困っていると訴える方の多くが、胃腸などの消化器や内臓に問題を抱えている人が多いです。

この、胃腸などの消化器とは、いわゆる、喉からお尻の穴までつながる管(くだ)の事をさします。

その管を通ります食べ物の消化を助けるために働く、様々な臓器と、また、それとは別に体のために働く臓器が体の中にはたくさん詰まっています。

これらの臓器のどれかが弱っていたり、あるいは疲れていたりすることで、内臓の筋肉は硬くなり、そして重たくなります。

内臓が重たいと言うことは、重力によって内臓自体がわずかながら下へとさがってきます。

そうなると消化器の入り口である喉が、常にしたへと引っ張られる形になるので、それが喉に悪影響を及ぼして、のどの調子が悪くなります。

常に内臓が弱っている、あるいは、暴飲暴食、不摂生で内臓が疲れて重くなっていることで、喉が引っ張られて、そのストレスで、喉が弱い、あるいは、咳の症状がなかなか改善されない事態になります。

そのため、整体などの治療によって、内臓の血流を改善させて、内臓の筋肉を柔らかくして、疲れを取り、内臓の位置を整える事で、喉へのストレスを減らすことができます。

そうすることで、長く続く咳の改善、あるいは、喉が弱いといった悩みの解消へとつながることがあります。

もしも、咳が続いて困っているようでしたら、暴飲暴食、あるいはここ最近、不摂生をしていなかったかを考えてみるといいかと思います。

喉の治癒力を上げる方法は他にもたくさんあるので…

もしも、咳の症状でお困りでしたら、整体などの民間療法も十分効果的なので、お勧めします。

もちろん、まずは病院などの専門機関でみてもらって、それでもなかなか咳の改善緩和につながらないようでしたら、試してみるとよい結果にたどり着ける可能性は十分あります。

先生によって様々な考え方、アプローチの仕方が色々あるかと思います。

中には、咳の症状は適応外のところがあるかと思いますので、その辺りは問い合わせてから受診されるとよろしいかと思います。

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ABOUT US

高橋 勝馬
19歳の時に医療関係の仕事を志す。地域で治ると評判の整体の先生の元に弟子入り。3年の下積みを経て、これまで20年以上整体業に従事する。その間、気功や催眠など、ジャンルを問わず心身に良いものは積極的に取り入れ、独自の治療スタイルで日々、奮闘している。整体の学校の講師や勉強会など、治療業界の発展のための活動も行っている。